1969年にノエル・レディングの脱退によりザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスとしての活動が停止すると、ジミ・ヘンドリックスは新たなバンドを結成すべく様々なアーティストとセッションを繰り広げる。その中でクリームが解散し、ジミ・ヘンドリックス同様に新バンド結成を模索していたジャック・ブルースと、ハリウッドのTTGスタジオにてセッションを行うこととなる。メンバーは、サポートとして後にジミ・ヘンドリックスとバンド・オブ・ジプシーズを結成するドラマーのバディ・マイルスと、彼のバンドのギタリストであるジム・マッカーティ。ここで聴けるサウンドはフリー・フォームなブルースをベースにしたセッションで曲として仕上がっておらず、‘Sunshine
Of Your Love’のフレーズが時たま聴けるものである。2人のビッグ・アーティストが新たなコンセプトを求めて迷走ともいえるセッションを繰り広げる